2020年東京五輪に向けて
まだ2016年に開催されるリオデジャネイロ五輪も終わっていないうちから、
2020東京五輪で日本はメダルを何個取れるのか?
という議論が時折賑わいをみせている。
何とも気の早い話なのだが、
サッカーは男女ともにメダル獲得競技に予想されている。
男子はU-23という制限があるため、
中心になるのは現在小学校高学年から中学生の世代だろう。
なかでも各マスコミに取り上げられる機会も多い、
スペインFCバルセロナ所属の久保建英君の存在は、
認知度が高まっている1人だ。
昨季は同世代のスペイン国内リーグにおいて、
得点王を獲得するなど、実力と実績は折り紙つきで、
将来が嘱望されている。
このまま成長すれば、所属クラブが五輪参加に難色を示すなど、
別の問題が出てくるかもしれない。
年齢制限のない女子は、現在の主力選手たちから、
どれだけスムーズに実力を落とさず、世代交代できるかが鍵となっている。
ドイツワールドカップ優勝とロンドン五輪準優勝を経験し、
東京五輪時には、中堅となっている、
熊谷紗希選手や岩渕真奈選手を中心に、
前年のワールドカップを通じ、チームを強化していくことになるだろう。
どのスポーツにしても、地元開催の五輪出場という、
明確な目標に取り組めることは、まことにうらやましい限りだ。
メダルを期待される選手達は、かなりのプレッシャーを受けるだろうが、
それをはねのけ実力を発揮してもらいたい。
そしてそれを可能にする、スポーツ文化が発展していることを切に願う。
当記事の執筆時が’14年5月末ということもあり、
直後にはブラジルワールドカップも控えているが、
日本代表はどういった成績を収めているだろうか...